一般の産業廃棄物業者は収集・運搬のみを行うケースがほとんどですが、サピックスではさらに資源のリサイクルを推進するために、2006年7月に「産業廃棄物処分業許可(中間処理)」を取得しました。
新の設備を導入し、これまで廃棄処分されていた廃材や廃タイヤなども中間処理過程で製品として再生。 それを専門商社に出荷し、工場での燃料や製品の原料として利用されています。 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳは2011年12月に増設し、より大量の処理を可能にしました。
飲料容器分別再資源化プラントシステム
缶・ビン・ペットボトルが混入されたビニール袋は破袋機に投入され、スチール缶は磁選機で、アルミ缶はアルミ缶選別機により選別され、それぞれのプレス機にかけられます。
また、ビンとペットボトルは手選別され、ビンは3種類に分類。 ペットボトルはペットボトル専用プレス機にかけられます。
これらの廃棄物は再生原料として再利用されます。
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(Ⅰ)大型コンベア投入口から袋詰めの缶・ビン・ペットボトルが入った袋破袋・除袋機へ送ります。
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(Ⅱ)破袋・除袋機袋を破り、破袋片を内容物から分離して除袋ゾーンへ取り除きます。
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(Ⅲ)スチール缶磁選機磁力でスチール缶のみを分別します。
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(Ⅳ)搬送用コンベア袋破袋・除袋機から取り出された缶・ビン・ペットボトルを次の工程に搬送します。
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①破袋機破袋機で缶・ビン・ペットボトルが入った袋を破り、中身を取り出します。
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②不要物除去袋の不要物を取り除き、缶・ビン・ペットボトルのみを次工程へ送ります。
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③スチール缶磁選機磁力でスチール缶のみを分別します。
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④スチール缶プレス機選別されたスチール缶は、プレス機にかけられます。
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⑤アルミ缶選別機アルミ缶が選別され、ビン・ペットボトルが次工程へ送られます。
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⑥アルミ缶プレス機分別されたアルミ缶はプレス機にかけられます。
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⑦手選別作業ビンは色分けされたカゴへそれぞれ種別ごとに手選別されます。
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⑧ペットボトル穴あけ機最後に残ったペットボトルはプレスしやすい様に穴を開けていきます。
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⑨ペットボトルプレス機ペットボトルプレス機によりプレスされ、リサイクルの原料となります。